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モモエちゃん
a0068930_1048733.jpg私は三浦友和が好きだ。
最近のちょっと汚い役をやってる三浦友和は、ますます好きだ。
いつから好きかというと・・・小学校のころから。
私はモモエちゃん、歌手の山口百恵が大好きだった。今では伝説のように語られる、あの、ステージにマイクを置いて芸能界から去っていったモモエちゃんだ。
写真は、モモエちゃんのサイン。およそ32年前にもらった私の宝物だ。当時「小6時代」という月刊誌があった。アイドルのことや勉強のこと、小学6年生が興味を持ちそうな記事が載っていて、その中で「大好きなアイドルにファンレターを書こう」という企画があり、それを読んだアイドルが一番心に残ったファンレターに誌面上で返事を書いてくれ、サインを送ってくれるというものだった。対象のアイドルは5〜6人いたように記憶しているが、山口百恵の他には、ピンクレディーと西城秀樹しか覚えていない。あとはどんな人がいたんだろう?

モモエちゃんは、好きな人との温かい家庭を築くことが唯一無二の夢だった。だから当時の芸能界での名声も何もかも、捨てることを惜しいとはこれっぽっちも思っていなかったはずだ。
「頂点で引きたい」「満開の時に消えたい」そんな話をするときには決まってモモエちゃんが例に挙げられる。私は、芸能界でもスポーツ界でもボロボロになるまで頑張る人を応援したいけど、モモエちゃんのような生き方もそれはそれで勇気のいる選択で信念を貫くにはかなりの強さも必要だったろうと思う。

三浦友和が1999年に出した本「被写体」を読んだ。婚約発表後、結婚後、おびただしい数の報道陣と戦いながら、妻を守り、子どもたちを守り、「家族」を守った彼の姿が書いてある。
婚約後、あまりにも大きすぎるモモエちゃんの存在に、「彼女の夫にふさわしいと言われる人になりたい」とインタビューで答えた情けなさや自分の妻になることに何の迷いもなく家庭に入ったモモエちゃんと生きていく覚悟や、子どもたちに子どもらしい毎日を送らせたい一心で全身でマスコミから守る(それでも入学式は当日の過剰な報道であきらめなくてはならなかった)彼とその妻の姿が書いてある。
まっすぐで不器用で、だけどそんな彼が本当に男らしく、カッコよく、ますます好きになったのだ。
なんか、もっさい弁護士とか、おっさん刑事とかを「土曜ワイド劇場」とかで見てると、あぁ、いいなぁって思う。最近は、映画なんかでもちょっとカッコイイ役で出たりして。
娘の見ている連ドラで、主役の女の子のお父さんをやってる彼を見て、思わず自慢しそうになった。あ、私がどの立場で自慢するのかわかんないけどね。

当時ゴールデンコンビと呼ばれたモモエちゃんと三浦友和、今でもゴールデンコンビだと、思う。
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by matsuura-hatsumi | 2011-04-06 10:48 | ひと
スルドイ!
a0068930_15562691.jpg先日、夢のような対面を果たした。
会いたいけど会うことができるなら、早くても息子が小学生になる5年先くらいだろう。そんな風に思っていた。
お相手は「じゅんちゃん」。もう何年も、私のブログにもれなくコメントをくれる有り難く大切な友人だ。粋な着物を着こなす江戸っ子じゅんちゃん、御輿で花棒担ぐじゅんちゃん。
あ、そういえばじゅんちゃんのことは以前も書いたことがある。(じゅんちゃんと、私の中の浅草)

折に触れ書いているが、ネットの世界がバーチャルだという観念は、ネット上で自らを偽り別人になりきる一部にのみあるもので、私には皆無。
リアルな友人がネットというツールで繋がっている感覚だ。

「はじめまして」って言うのもおかしいが、とりあえず「はじめまして」(笑)。
観劇が趣味のじゅんちゃん、どうしても「釣狐」が観たかったそうで、厳島に狂言(下に記事)を観に行った帰り、わざわざ途中下車をして時間を作ってくれた。およそ2時間、おしゃべり三昧の濃い時間を過ごすことが出来て、ほんっとうに嬉しい。
画像は、じゅんちゃんがくれた東京みやげ。サントリー美術館の手ぬぐいは、黒地に黄色が映える「鈴虫」。もったいないのでエコバッグに仕立てようと思っているのだ。

忘れていたが、記事タイトルの「スルドイ」について。
別れ際にじゅんちゃんが言った。「おはつさんってさぁ、ブログ読んでると何だか、まぁるいイメージだったんだけど、スルドイのよねぇ・・・・あ、いい意味でだよ。」
その逆を言われたことは数え切れないほどあったのでちょっとビックリして戸惑ってしまった。

私、丸いの? それともスルドイの?


----朝日新聞より----
 人間国宝の狂言師、野村万作さん(79)が自ら選んだ18曲を演じる「万作・狂言十八選」(朝日新聞社など主催)が25日、世界遺産の厳島神社(広島県廿日市市)で千秋楽を迎えた。夕闇の大鳥居を背景にした能舞台で「釣狐(つりぎつね)」や「二人大名」が演じられ、約460人の観客を魅了した。
 2007年1月に東京・国立能楽堂で開幕して以来、公演は今回で12回目。この日、万作さんは、代表作「釣狐」で、親を漁師に殺された古狐が化けた僧・白蔵主(はくぞうす)を演じた。装束をつけない「袴(はかま)狂言」の形式。円熟の演技に盛んな拍手が送られた。
 万作さんは公演後、「自然の中で演じる喜びを感じました。芸の道に限りはない。今回の全公演の思い出が次の舞台で芸を深める後押しになると思います」と話した。

丸くても鋭くてもええけど(笑)
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by matsuura-hatsumi | 2010-09-29 15:56 | ひと
団子と鍋と曲げわっぱ!
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まず、呼び捨てでゴメンナサイ。

私は、三姉妹の長女。共働きの家だったからか、褒めてくれることのない父に振り向いて欲しかったからか、自分がしっかりしないといけない的な使命感により、小さい頃から結構頑張ってきたつもりだ。それがいいとも悪いとも思わない。今でも三姉妹、微妙な距離感でモビールのようにバランスよく仲良くやっている。

「姉がほしいのかなぁ」と思い始めたのはここ一年くらいのこと。いくら「欲しい」っつったって姉がひょっこり出来るわけもないのだが、最近気づいたのだ、びっくりした。私は、周りの年上の女性にめっちゃ甘えている、頼っている。いつもコメントくれるじゅんちゃんとか、私応援月間を作って毎日ハガキを送ってくれた広島のYさんとか。そしていよいよ私の中の「お姉ちゃん欲しい現象」はブログにも及んでいて、何年も前から楽しんで読ませてもらっていたブログ「団子BOn」の団子さんと、とうとうお友達になってしまっている。もち、お姉さん。

私は、この団子さんの感性がとてもとても好きで、いわゆる「ツボ」なのだ。どんな記事がアップされてもそのツボから外れたことなど一度もない。いつも癒されている。そして、そんな団子さんがリンクしているブログへも頻繁にお邪魔する。
先日、勇気を出してコメントを入れてみたのは「NabeQuest(鍋探求)」。鍋さまもとってもカッコイイお姉さんで、私のコメントを見て団子さんが「あら、お初っちゃん来てたの?」というコメントを残してくれていて嬉しかったり。
まだ、コメントを残す勇気がなくて、見てるだけの、しあわせ弁当箱♪というブログ、ここの「コッコさん(と、)私が勝手に呼んでいる」のお弁当もいつもステキだ。曲げわっぱのお弁当箱が大好きで、美味しそうなおかずがいっぱい詰まっている。もちろんこのブログにも団子さんや鍋さんのコメントがいっぱい残されていて、私は隅から隅まで読んで帰る。

団子さんは、私の生活を少し豊かにしてくれた。団子さんと団子さんのお友達を勝手に私のお姉さんに据えたことで、私の心も軽くなった。

さあ、これからコッコさんのところへ行こう。
ここに書かせてもらったことをちゃんと報告しなければならない。
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by matsuura-hatsumi | 2010-09-20 15:32 | ひと
「深川珈琲」さん
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「深川珈琲」さんをご存知だろうか?
という私もたくさんのことを知っているわけではない。実は、店に伺ったこともお会いしたこともない。
けれど、ここのコーヒーがとても味わい深いものだということは、奥さまのブログ(「わたしのイチニチ」http://coffee720.exblog.jp/)を通じて私にビンビンと響いてくる。
珈琲を愛して止まない男性が、夢を抱いて開業をした。明るく気だてのいい女性がそんな彼に恋をして、珈琲屋の女房になった。真心を込めて焙煎する店の主人の珈琲は、商売上手の女房の笑顔と共にお客の元へ・・・。
そういうイメージ。うんうんそういうイメージ・・・

忘れられない話がある。何年も前、ふと目に留まった奥さまのブログに書かれていた。
ランドセルを背負った小さい男の子が、何日も、何度も、外から店の中を覗いている。そして、とうとう小銭を握ってその子が店の中に入ってきた。コーヒー好きのお母さんのため、母の日のプレゼントを買いに。
奥さまは、心を込めてその小さなコーヒーをラッピングしたと書いてあった。
少し間違いはあるかも知れないけど、こういう話だった。

私はそれ以来ずっと奥さまのブログを読んでいる。
三人の娘さんの名前が付いたコーヒー、朝飲むとカフェ気分が味わえるコーヒー、懐かし味のコーヒー・・・コーヒーの名前にもお二人の愛情が窺えてうれしい。

私もコーヒーは好きだ。もちろん難しいことは解らないけど。だからこそ、コーヒーを美味しくするのは技術だけじゃないと思っている。「あぁ、おいしいな」って思える「何か」が絶対にある。

「コーヒー」2006.1.20

「まきしむ、のコーヒー」2008.9.2

「濃い、コーヒー」2010.1.21

先日、念願叶って「深川珈琲」のコーヒーを友人に贈った。
「コーヒーは、私の命の水」そんな彼女にいつか贈りたいと思っていたのだ。
「季節限定ぶれんど」「朝のカフェぶれんど」「スイーツ カフェ」の3種類。
買い物カゴシステムで注文するのがなんだかとってももったいなくて、FAXでお願いすることにした。

配達予定日、「送りました。」のメールに画像が添付されていたのにも驚いた。嬉しかったし、丁寧に仕事をされている姿に襟を正す思いがした。そしてそのコーヒーの画像の後ろには娘さんのランドセル!!
その、ほのぼのした店の雰囲気に、次は是非お店にお邪魔しようと思ったのだ。

友人宅から「深川珈琲」まで自転車で10分。「朝のカフェぶれんど」を飲んだ彼女はその足でお店へ向かったという。ポットとサーバーを新調し、コーヒーを楽しむそうだ。
こういう縁も嬉しい。友人もまた、「あぁ、おいしいな」って思える「何か」を「深川珈琲」で見つけたのだと思う。

広島、もうちょい近いと嬉しいなぁ
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by matsuura-hatsumi | 2010-05-27 12:12 | ひと
ファイキンさんがやってきた、やぁやぁやぁー!
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いったい・・・
この中で、私はどうやって彼女を捜そうと思ったんだか。
夥しい人数である、そして皆おなじ恰好である(泣)。

探したいのは「ファイキン」さん。木目町の町内会長で、会ったことはない。
私は今までにも「哀愁のまち、木目町を訪ねて・・・・(2007.1.20)」
「ファイキン・・・(2007.4.11)」で彼女について書いている。いつか会いたいと思いながら4年近くを過ごしてきた。

手がかりは彼女の近影のみ。そしてその近影はこのとおりだ(号泣)。
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残る情報は、身長が170センチ。娘にも手伝ってもらい「170...170...170...」と呪文のようにつぶやきながら「ああ、なんで特長を聞くとか、約束をするとか、そういうのしなかったんだろう」と、後悔しながら当て所もなく彼女を探す。
彼女にもらってもらおうと「酒粕」をカバンに忍ばせたまま・・・。

「ママ、あそこに!」娘が指を差した先には・・・
ここで、上記パレードの画像を見てほしい。めっちゃ揃っている、みんな笑顔で。もう一回書くけど、あれだけの人数が、ずっらーーーーーと、めっちゃ揃って踊っているんである。
そこに、1人だけ、身体の角度がみんなと90度違う、こちらを向いて「ピヨヨォ〜ン、ピヨヨォ〜ン」と飛び跳ねながら、人差し指で自分を差している背の高い女性がいる。間違いなくファイキンさんである。

私は、泣けた。パレードには賞がかかっており、みんな一生懸命だ。決してピヨンピヨンしてはいけないし、している人もいない。
「おはつさんを必ず見つけだす自信がある」とコメントを返してくれていたファイキンさん。本当に見つけてくれた。
そして、何の約束もしていないのに、ちゃぁんと彼女に酒粕のおみやげも渡せた。

このかけがえのない出逢いについての記事をブログに載せてくれているが、私の「ブログトップの写真を手がかりに云々」と書いてあった。本当に申し訳なかった。私はデザインを生業にしていて、フォトレタッチのプロなのだ。あの画像は、もう既に、私の原形をとどめてはいない・・・。

縁というものは、繋がるべき人とは、約束も何も要らずに必ず巡り逢えるのだ。

私は、この日、かけがえのない「縁」を手に入れた。

近いうち、絶対に会える気がする、、、って念じる今日この頃。
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by matsuura-hatsumi | 2010-05-17 10:41 | ひと
ユッキーナ先生のこと
a0068930_16301763.jpg「好きすぎて死ぬ。」最近こういう言い回しを耳にするが、いくら好きでも本当は死なない(笑)、要は「死ぬほど好き。」ってことだ。知ってると思うけど。

先日書いたように、スポーツクラブに通い始めたそこに大好きなインストラクターさんがいる。名前をユッキーナ先生と言う。二周りとはいかないかも知れないが、間違いなく私より一回りは若い。彼女は、エアロビクスを教え、Zumba(ズンバ)を教え、スローヨガを教え、スイミングを教え、スタジオプログラムのない時間には、マシンを使う会員に声をかけたり、受付で笑顔を振りまいたりしている。
いつも元気いっぱいで、一生懸命で、みんなを見ていて、大きな口を開けて思いっきり笑う。とてもチャーミング(←ちょっと昭和風味な表現か?)でホント素敵、でも仕事に対してはメチャメチャ男前で、真剣に取り組んでるのが割れたお腹の筋肉に表れている。
私がこのクラブに通い始めて思ってることは、ここに彼女がいてくれて本当によかった、ということだ。そんなに親しくもない私が言ってもいいのなら、彼女はこのクラブの華で、宝物なんじゃないかな。
デザインとスポーツ、ジャンルは違っても「人」を相手にして「ニーズに応える」というミッション以上のものを持っていると感じられる働きぶりに、仕事人としても見習うべき点が多くあり尊敬もしている。

ユッキーナ先生が担当するZumbaクラスに初めて参加したとき、その楽しさにビックリした。「あぁ、こんな楽しい世界があるんだ。」40を過ぎての初体験に心臓が高鳴り、戸惑いすら覚えた。スタジオの一番後ろでオタオタしていた(今も・・・)私だけど底抜けの明るさでスタジオ中を駆けて弾けている彼女を見ると、ノリのいいラテン系の音楽に煽られて、何だか心躍りワクワクしてきた。自分までイケてる気がして(笑)思いっきり汗もかけるのだ。
帰り際に「Nice Fight! 」なんて言葉をかけてもらうと充実感が20%くらい増える(笑)。
それからユッキーナ先生のクラスを狙っての「追っかけ」(ここらあたり、年甲斐もなく・・・)が始まった訳だけど、彼女のクラスはいつもスタジオいっぱい、数えてはいないけど100人近いはず、広いスタジオは飽和寸前の状態だ。前の方には「あなたたちは・・・プロじゃろ!」と思うような人たちがたくさんいて、ユッキーナ先生と共にクラスを盛り上げている。Zumba自体の楽しさも多少は手伝っているのだろうが、そのスタジオで巻き起こる底抜けの楽しさは、やはり彼女の魅力以外の何ものでもないだろう。
そして私が考えているようなことは、他の会員の方もとっくの昔に気付いていて、「ユキちゃんじゃないといけん。」とか「ユッキーナ先生のクラスを増やすよう直訴してきた。」とか「ユキちゃん、明るいし、笑顔がええ。」とか「ユキちゃん最高!」とか、、、とにかく毎回あちらこちらから常に聞こえる。彼女が代行で入ると知ると、予定を変えてクラブに残る人もいっぱいいる。

私は、彼女に元気をもらっている。そう思う。

運動神経はいい方ではないけれど、それでも楽しく一生懸命身体を動かし汗をかけるのはユッキーナ先生のおかげ。たいぎい時でも「行こうかな」って思わせてくれる。
「好きすぎて死ぬ。」とは言わないけど、「死ぬほど好き。」だ。
この記事の中に、何回「楽しい」って書いただろう。語彙のバランスを取るために随分消したのに、まだまだ残ってる「楽しい」の文字。私、ホンマに「楽しい」んじゃなぁ・・・

がんばろ。

※ 彼女の笑顔を載せてみたいけど、写真撮影禁止なので・・・探して見つけたこの画像!
クラブのスーパーバイザーをされている水野博美さんのブログから。先日来福された時の記事より。黄色いパンツがユッキーナ先生だ!(可愛い!)


動いた分、食べるんじゃけぇ、痩せませんとも、ええ。
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by matsuura-hatsumi | 2010-01-18 16:30 | ひと
献杯
a0068930_12332585.jpg7月28日午前11時01分、川村カオリさんが亡くなった。

何も言葉は見つからない。

普段は酒を飲まない私だけど、今夜は彼女の冥福を祈りながら飲もうと思う。
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by matsuura-hatsumi | 2009-07-29 12:18 | ひと
10円玉事件
a0068930_10553819.jpgあんまり寒いと10円玉事件を思い出す。
そしてクスッと一人で笑ってしまう。

小学校の時、私には天敵がいた。名前はジャイアン(仮称)。
なんべんクラス変えをしても同じクラス、結局六年間同じクラスだったガキ大将の男子だ。帽子を隠されたり、ブーブークッションを置かれたり、牛乳を取られたり、まさにイジメっ子のジャイアンに何十ぺん泣かされたか知れない。

10円玉事件が起こったのは6年生の冬のある日、寒くて教室にはストーブが点いていた。給食のパンを挙って焼いたものだ。当時はゴム飛びが流行っていて休憩時間はみんな外へ出てゴム飛びを楽しんでいた。
昼休憩を終えて教室に入ると、ジャイアンが私に向かってすごい勢いで走ってきた。数秒後「ばっちーん」という音と共にジャイアンの右手のひらが私の左頬に。
平手打ちかと思いきや次の瞬間、カーッと頬が熱くなった。

「あ、10円・・・」私の顔を見て友達が言った。

ジャイアンは、ストーブで熱した10円玉を私の頬に押しつけたのだ。
私は泣いた。めちゃめちゃ泣いた。
ずーーっとヤケドの跡が残ったら、私は一生、ほっぺたの10円玉とつき合っていかなくてはならない。既に男子は私のことを「おい10円」なんて呼んでいるではないか。
担任の先生もこれには驚き、ジャイアンはこっぴどく叱られた、当然。ジャイアンのお父さんが家に謝りに来られたから、きっとジャイアンは家でだってきつく怒られたに違いない。

ジャイアンが手で持って走れたくらいだから、私のヤケドもたいしたことなくて、ほっぺたの10円と、「10円」という不本意なあだ名は一週間ほどで消えて無くなった。

同じ中学を卒業し、ジャイアンは私の通った高校の道を隔てた向かいの高校に通った。
通学路はほぼ同じ、後ろから自転車で追いかけられたり、大声で「はっちゃんデブ!」とからかわれたり・・・・まあ、挙げればキリがない。

腐れ縁って有り難いなあと思ったのは数年前、実家の向かいにジャイアン家族が家を建ててやってきたときだ。ジャイアンは、水産関係の仕事をしているから夜中に出て昼過ぎに帰ってくる。
たまに、平日実家に立ち寄るとジャイアンに出くわすことがある。
「うち、お母ちゃん独りなんじゃけ、時々生きとるかどうか覗いてみてよ。」
「わかっとらぁ」
そういう会話を何べんもする。
実家に泊まりにいくと、ジャイアンが獲れたばかりの魚やタコを「食え」と持ってきてくれる。煙草を吸いに外へ出る夫と、いつの間にか仲良くなり、気がついたらジャイアンは夫のことを「お兄さん」と呼んでいた。

思えば35年前からの知り合いだ。そんな縁はそうそう無い。
ジャイアンは覚えているかどうか知らないが、10円玉の貸しもあるし(笑)。
憎まれ口をたたき合いながら、感謝する。

ホント、母を気にかけてくれてる優しいジャイアンです。
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by matsuura-hatsumi | 2009-01-20 10:53 | ひと
MIKI
a0068930_1130465.jpg図らずも、疎遠になってしまった友人と再会する確率ってどのくらいだろう。
10年前より今の方がかなり確率は高くなっているはずだ。インターネットの普及は、いろんなところでその威力を発揮している。世界を変えたと言ってもいい。

私は、ずっと一人の女の子を捜していた。
名前は「MIKI」。

m&mのチョコレートをいつもポケットに入れていて、私のカルボナーラを食べたがる、寂しがり屋の女の子。お母さんが若い頃に履いていた靴を嬉しそうに履いて、マドンナに憧れていた女の子。

「寮から会社まで、彼女と一緒に来るといい。電車の乗り継ぎや近所のスーパーとか、解らないことは彼女に聞いてね。」
長期出張で東京の制作部へ修行に出かけた17年前、上司から彼女を紹介された。彼女は営業部の事務職で私より6つも年下だった。
残業や用がない限り一緒に通勤し、食事も一緒に取った。浅草へも彼女と行った

東京で半年を過ごした後、私が広島へ帰り、彼女が会社を辞め、私が会社を辞め・・・
手紙しか、関係をキープする方法がなかったあの頃、いつの間にかお互いの連絡先も判らなくなっていた。

私がインターネットを用いるようになって10年近い。その間、何十ぺん、何百ぺんと彼女の名前をサーチした。今、どうしているのか手がかりはないかと。
そして先日、彼女の名前がヒットした。勤め先のHPにスタッフとして名前が載っていたのだ。
私は、すぐに手紙を書いた。本人でありますようにと祈りながら。

長い年月から、友人をひとり取り戻すことができた。
今は生まれ育った長崎に暮らす彼女と、会って話す機会があるかどうかは判らないが、それでも彼女と友人でいたい。これからは、携帯電話もメールもある。

せっかく手繰り寄せた縁の糸を二度と放したくないと思っている。


画像の中の写真は、右が私で左が「MIKI」ちゃん。新宿へ出かける終電(!?)の中で。市ヶ谷駅。
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by matsuura-hatsumi | 2008-10-14 11:30 | ひと
じゅんちゃんと、私の中の浅草
a0068930_1115940.jpgmixiでじゅんちゃんと友達になって、私の浅草感が変わった。
ずいぶんと近くに感じるようになった。
私の中で、じゅんちゃんと言えば浅草、浅草と言えばじゅんちゃん、なのだ。
去年の3月に浅草へ行ったときもじゅんちゃんはコメントをくれた。
じゅんちゃんは、浅草で御神輿を担ぐ人、それも花棒を。

浅草へは何度も行ったけど、お祭りは一度も見たことがない。
休日はいつだって大賑わいの浅草なのに、お祭り時なんて想像できないなぁ・・・

なんてことを思い出したのは、10年くらい前に書いた小説を読み返してみたから。
文章は稚拙だけど懐かしく、果てしなく若い・・・
若い私の中での浅草は、迷宮、不思議な空間だったようだ。
半分ホントで半分フィクションの「ハンフィクション」、ぐわぁーっと胸が熱くなってきた。

浅草部分、ちょっと抜きだそう、恥ずかしいので文字は小さめに。
お時間のある方、私のノスタルジーにおつき合いください。

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「今日のポイントはそのカメラなの?」
私は聞いた。
「そう、今日の私は将来報道カメラマンを目指す女の子なの。命を懸けてシャッターを切るのよ。だから眉毛は描いてないでしょ。」
「何の関係があるのよ、カメラマンとその薄い眉毛に。」
「やっぱり解ってくれてないんだ、私のこと。私はこんなにあなたのこと解りたいと思ってるのに。」
シーレの横で壁にもたれてそんな戯言をいいながら私の支度を楽しそうに眺めていた。
そしてときどきファインダーを覗き込み、シャッターを切った。とても命を懸けているようには見えなかった。

 赤、金、白のウィッグ、手拭い、カラスの羽のようなストール、仏像、せんべい。 子ども、老人、日本人、外国人。ひとり、団体、恋人同士。
浅草はあらゆる物、あらゆる国の人がごちゃ混ぜになって何となくしっくりまとまった不思議な空間というイメージの街。
その不思議な空間に迷い込み、私と彼女は夢中で出口を探した。
一日中、浅草という迷宮をさまようことを楽しんでいた。
そしてその余韻を楽しむために彼女と二人、私の部屋で酒を飲んだ。小洒落た若い女性なら、チーズか野菜スティックをつまんでワイングラスで乾杯というところだが、あいにく私の部屋にワイングラスは置いておらず、また、私も小洒落てはいなかった。 デュラレックスのゴブレットに角氷を入れ、私たちは話した。
話を肴に白ワインを流し込んでいた。 故郷のこと、映画のこと、初めての男のこと。新宿のこと、マツキヨのこと、自分のこと。
日付も替わり、空瓶を二本転がした頃、私は彼女をベッドに促し、その隣に体をすべり込ませた。
背中合わせで眠りについて見た夢はリリアーナ・カバーニの「愛の嵐」。
銃声の音で目を覚まして起きあがったときには夜が明けていて、彼女はもういなかった。


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by matsuura-hatsumi | 2008-07-08 10:52 | ひと



(有)松浦デザイン事務所広島県福山市曙町5-4-29
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